[chat face=”PINK2.png” name=”MOMOMI” align=”left” border=”red” bg=”none”] 利確のタイミングって難しいよね・・・[/chat]

利確のタイミングって難しいですよね・・・

上級者でも利確のタイミングに悩むこともあるからね。

せめて何か目安があるといいんですけど・・・

いくつか目安にできるポイントがあるので紹介しますね!
利確の重要性
FX取引において、エントリーを重要視することは一般的かもしれませんが、実は収益を確定させる時点、すなわち利確のタイミングがより決定的な役割を果たします。
FX取引では、利益や損失が発生するのは利確を行うタイミングに大きく依存しているため、最終的な収益を左右します。したがって、収益を最大化するためには、利確を行う適切なタイミングを事前に計画することがもっとも大切です。
利確タイミングの決め方
利確のタイミングは、トレードスタイルやルールによって決まります。
ルールをあらかじめ決めずに取引を行うと「含み益が増えていた為、もっと利益を増やそうと思い利確を見送った」「利確しようとした瞬間に逆方向に動き、結果としてロスカット」という事態にもなりかねないので、取引をする前にルールを決めておきましょう。
ラインを基準に利確
為替市場は絶えず上昇と下降を繰り返す動きを見せています。通常、為替相場は単一方向への価格変動よりも、特定の範囲内で動くレンジ相場が頻繁に見られます。価格が何回も跳ね返るサポートラインやレジスタンスラインは、保有しているポジションから利益を得る絶好の機会を提供します。
以下のチャートを参照してください。ここで、最高価格帯はレジスタンス、最低価格帯はサポートとされています。

レジスタンスライン付近では、価格の上昇が一時的に停滞することが予想されるため、買いポジションを閉じて利益を確定させることが推奨されます。
反対に、サポートラインの近くでは価格の下落が一時的に止まる可能性があるため、売りポジションを清算するのが賢明です。
サポートとレジスタンスは、最新の価格動向だけでなく、過去の動きにも作用します。長期的なサポートラインやレジスタンスラインが確認できた場合は、一旦ポジションの利確を検討しましょう。
FXのチャート分析では、直近の最高値と最低値をつなぐ手法が用いられます。この手法で描かれるトレンドラインやチャネルは、価格が停滞しやすい区間を示します。
以下の画像のようにチャートには「チャネル」と呼ばれるパターンがあります。このチャネルの上限では価格が反転して下落する傾向があり、下限では価格が反転して上昇する動きが見られます。

このようにチャネルの上限や下限は、逆方向に価格が動きやすいので、利確しても良いタイミングです。
インジケーターなどのテクニカル指標を使って利確
テクニカル指標やインジケーターを活用した利確は、一般的な戦略の中でもポピュラーな方法です。ゴールデンクロス(GC)やデッドクロス(DC)は、そのようなテクニカル指標の中でも特に知られているものです。

ゴールデンクロスは短期移動平均線が中期移動平均線を上方から交差する現象であり、デッドクロスはその逆、短期線が中期線を下方から交差する現象です。FXチャートにおける移動平均線とは、特定の期間にわたる終値の平均を表す線のことです。
ゴールデンクロスは市場のトレンドが下から上へと変わることを示し、デッドクロスは上から下へと変わる兆しを示します。
保有しているポジションが買いの場合はデッドクロス時に、売りの場合はゴールデンクロス時に利確を考えましょう。
リスクリワードに基づいて利確
利確ポイントの決め方として、リスクリワード比率を考慮するトレーダーもいます。
リスクリワードとは利益幅と損失幅の比率を指します。
例えば、ある取引で100pipsのリスク(損失)に対して300pipsを利益と見込む場合、リスクリワード比率は1:3となります。
一般的にはリスクリワードの値は2.5~3が理想とされており、半分の勝率でも利益を得ることが可能となります。
初心者の方は低めのリスクリワードから、徐々に比率を上げていきましょう。
フィボナッチを利用した利確
フィボナッチ・リトレースメントを使用して利確する方法もよく使われる方法です。フィボナッチ・リトレースメントは、トレンドが逆転する際に到達する価格を見積もるための指標です。
チャートは価格が一定のパターンで動くわけではなく、常時変動しているため、フィボナッチ・リトレースメントは、上昇や下降の転換ポイントを見極めるのに適しています。

上の画像では、特定のフィボナッチ比率を示す価格帯で価格が反転する様子が見て取れます。特に、トレンドが強い場合は価格が38.2%戻ることがあり、トレンドが弱い場合には61.8%まで戻る傾向にあることも覚えておくと良いでしょう。
時間が経過したが、予想通りの変動にならない時に利確
エントリーしてから時間が経っても予想した動きが見られない場合、利益があればすぐに利確してしまいましょう。たとえ小さな利益でも、確定しておくことでリスクを回避できます。
取引後に期待通りの価格変動がないときは、最初の分析が誤っていた可能性を考える必要があります。そのため速やかな利確を心掛け、予測への過度な固執から生じる損失を防ぐことが重要です。
利確する時のポイント・注意点
必ず利確目標まで到達するとは限らない
FX市場で利確の目標値に必ずしも到達するとは限らないため、目標に達する前に価格が反転する可能性も考慮する必要があります。
市場の予期せぬ動きに備えて、事前に損切りラインを設定し、そのラインに到達した際には迅速に損切りを行い、損失を最小限に抑えることが重要です。
また、利確目標に達する前に価格が反転した場合、部分的に利益を確定させることも有効な方法です。これにより、利確目標に完全に到達しなくても、得られる利益を確保することができます。
メンタルコントロールが必要
FX取引で重要なのはメンタルの管理です。損失が増えるなど先行きが不安になると冷静な判断が難しくなります。
利確の目標に到達しても、欲に駆られて利確を遅らせたり、逆に不安から早急に利確してしまい利益を減らしてしまうことはよくあります。
そうならないためにも、損切りのポイントや利確のタイミングを事前に定めることが大切です。このように計画を立てておくことで、市場の動きに一喜一憂することなく、設定したルールに沿って行動できるようになります。
指標発表前は利確しておく
事前に利確のタイミングを設定することは重要ですが、経済指標の発表前には利確しておくことをおすすめします。
市場が予期しない動きをすると、予想外の損失を招くリスクがあります。そのため、特にFX初心者の方には、経済指標の発表前に利確させることをおすすめします。
まとめ
FX取引で成功するためには、適切な利確タイミングの選定が不可欠です。選んだタイミングによって、利益の大きさが左右されます。
この記事を参考にして、最適なタイミングで利確を行い、損失を最小限に抑えつつ利益を最大化するFXトレードを目指しましょう。
コメント